トラックドライバーの年収はいくら?平均値や求人の「月給」を見るときの確認ポイント

トラックドライバーへの転職を考えたとき、まず気になるのが年収です。

「実際いくらもらえるのか」「ほかの仕事と比べて高いのか、低いのか」「求人の月給はどう読めばいいのか」と調べている方も多いのではないでしょうか。

この記事では、国の統計で見たトラックドライバーの平均年収と労働時間、2024年4月から始まった残業の上限、そして求人の月給を見るときに確認したいことをまとめました。

目次

まずはここだけ!この記事のポイント

  • 国の統計(令和7年)では、トラックドライバーの年間収入額は、大型トラックで507万円、大型以外のトラックで449万円です。全産業平均は546万円です。
  • 年間の労働時間は、全産業平均より大型で420時間、大型以外で312時間長くなっています。年収は「何時間働いた結果か」と合わせて見ることが大切です。
  • 2024年4月から、トラックドライバーの残業は年960時間までになりました。「残業で稼ぐ」働き方には上限があります。
  • 求人の月給は、基本給・手当・残業代の内訳と、賞与の有無を確認しましょう。固定残業代がある場合は、時間数と金額が書かれているかを見ます。

トラックドライバーの平均年収は?国の統計(令和7年)で見る

厚生労働省は、「令和7年 賃金構造基本統計調査」をもとに、トラックドライバーの年間収入額を公表しています。

区分年間収入額
大型トラックのドライバー(営業用大型貨物自動車運転者)507万円
大型以外のトラックのドライバー(営業用貨物自動車運転者(大型車を除く))449万円
全産業平均546万円

出典:厚生労働省「自動車運転者の長時間労働改善に向けたポータルサイト」(令和7年 賃金構造基本統計調査)

統計の区分は「大型」と「大型以外」の2つです。2t・3tトラックのドライバーは「大型以外」に入ります。

全産業平均と比べると、大型で39万円、大型以外で97万円低い結果です。

平均年齢は全産業より高め

同じ統計で、平均年齢は大型が51.5歳、大型以外が50.3歳です。全産業平均の44.4歳より高く、40代・50代で働く人が多い仕事です。年齢と働き方については、40代・50代の未経験からトラックドライバーになれる?の記事でまとめています。

年収は「労働時間」と合わせて見る

年収を比べるときは、何時間働いた結果なのかも見ておきたいところです。同じ統計の年間労働時間は次のとおりです。

区分年間労働時間1時間あたり(単純計算)
大型トラックのドライバー2,496時間約2,030円
大型以外のトラックのドライバー2,388時間約1,880円
全産業平均2,076時間約2,630円

※1時間あたりは、年間収入額を年間労働時間で割った単純計算です。実際の時給とは違います。

大型以外のトラックのドライバーは、全産業平均より年312時間、月にならすと26時間ほど長く働いています。年収の差は、時間あたりで見るとさらに大きくなります。

つまり、トラックドライバーの年収は、労働時間の長さに支えられている面があります。求人を見るときは、月給の金額だけでなく、勤務時間や休日の数も一緒に確認しましょう。

2024年4月から残業は年960時間まで

2024年4月から、トラックドライバーにも残業の上限が適用されています。厚生労働省によると、自動車運転者の時間外労働の上限は、原則として月45時間・年360時間、臨時的な特別の事情がある場合でも年960時間です。

あわせて、1日・1か月・1年の拘束時間(労働時間と休憩時間を合わせた時間)の上限も見直されました。拘束時間のルールは、トラックドライバーに向いてる人は?の記事で表にまとめています。

残業時間に上限ができたことで、「長く走って残業代で稼ぐ」働き方には限りがあります。

これから働く会社を選ぶときは、残業代に頼らない基本給や手当がどうなっているかが、より大切になります。

残業代の割増率

残業代は、法律で割増率が決まっています(労働基準法第37条など)。

  • 時間外労働:25%以上
  • 時間外労働が1か月60時間を超えた部分:50%以上
  • 深夜(午後10時〜午前5時)の労働:25%以上

求人の「月給」を見るときの確認ポイント

月給の内訳を確認する

トラックドライバーの給料(月給)を求人で見るときは、内訳が大切です。「月給〇万円」には、基本給のほか、各種手当や残業代が含まれていることがあります。次の点を確認しておくと、入社後の「思っていたのと違う」を防げます。

  • 基本給はいくらか
  • 手当は何があり(たとえば運行や無事故に応じた手当など)、毎月決まって出るものか
  • 残業代は月給に含まれているか、別に支払われるか
  • 賞与(ボーナス)はあるか、年に何回か
  • 勤務時間と休日(年間休日の数)はどうか

固定残業代がある場合は3つの表示を見る

月給に一定時間分の残業代を含める「固定残業代」の会社もあります。

厚生労働省は、固定残業代がある場合、求人票などに次の3つをすべて書くよう求めています(若者雇用促進法に基づく指針)。

  1. 固定残業代を除いた基本給の額
  2. 固定残業代の時間数と金額(計算方法)
  3. その時間を超えた残業・休日労働・深夜労働には、割増賃金を追加で支払うこと

この3つが書かれていない求人は、応募の前に問い合わせて確認しましょう。厚生労働省の調べ(平成29年度)では、ハローワークに寄せられた「求人票と実際の条件が違う」という申し出で一番多かったのも、固定残業代を含む賃金のことでした。

年収は「月給×12か月+賞与」で考える

求人に年収が書かれていない場合は、月給を12倍し、賞与を足して考えます。たとえば月給27万円なら、12か月で324万円。賞与があれば、これに加わります。

ただし、残業代が毎月同じとは限りません。月給の幅のどこから始まるか、何で上がるかも、面接で聞いておくと安心です。

年収を上げるには?

乗れるトラックを広げる

統計では、大型トラックのドライバーは、大型以外より年収が58万円高くなっています。準中型・中型・大型と免許を広げると、乗れるトラックと仕事の幅が広がります。

普通免許の人が3t・3.5tクラスに乗るには、準中型免許が必要になることがあります。費用と給付金は、準中型免許の費用はいくら?の記事でまとめています。

ただし、大型は労働時間も長めです(上の表)。

免許を取る前に、応募先でどの車にどんな勤務で乗るのかを確認しましょう。

昇給の仕組みを確認する

経験を積むと月給が上がる仕組みがあるか、手当がどう決まるかは会社によって違います。昇給の有無と、何で決まるかを確認しておきましょう。

よくある質問

トラックドライバーの給料は、未経験だと低いですか?

統計の年間収入額は、経験の長い人も含めた平均です。未経験からの給料は会社や車種で違うので、求人の月給の幅と、昇給の仕組みを確認してください。

長距離のほうが稼げますか?

長距離や泊まりのある運行は、手当がつく会社もありますが、拘束時間も長くなりやすい働き方です。金額だけでなく、家に帰れる日数や休日もあわせて比べましょう。

2024年問題で給料は下がりましたか?

残業の上限ができたことで、残業代に頼っていた人の収入には影響が出る場合があります。応募先の給与の内訳(基本給・手当・残業代)を確認するのが確実です。

トーモーロジスティックでは、ドライバーを募集中です

トーモーロジスティック(群馬県伊勢崎市)は、公式サイトでドライバー(正社員)を募集しています。確認日(2026年11月6日)時点の公開情報は次のとおりです。

  • 募集職種:ドライバー(正社員)。車両は2t(新免許対応車両あり)、3t・3.5t、大型。3t・3.5tのエリアは関東一円
  • 応募資格:普通・準中型・大型のいずれかの免許。未経験者OK、ブランクOK。経験・知識・技能、学歴は不問
  • 勤務時間:運行スケジュールによる。休日:日・その他
  • 給与:月給27万〜40万円。諸手当・昇給・賞与あり、試用期間あり
  • 社会保険完備、マイカー通勤可、制服貸与

月給だけを12か月分にすると324万〜480万円で、これに賞与が加わります。月給に残業代や手当が含まれるかどうか、賞与の目安など、上記に載っていない点は、問い合わせのときに確認してください。

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まとめ:トラックドライバーの年収は「金額・時間・内訳」で見る

  • 国の統計(令和7年)では、年間収入額は大型507万円、大型以外449万円。全産業平均は546万円
  • 労働時間は全産業より長い。年収は働く時間と合わせて比べる
  • 2024年4月から残業は年960時間まで。残業代に頼らない基本給・手当が大切に
  • 求人の月給は、基本給・手当・残業代・賞与の内訳を確認する。固定残業代は3つの表示を見る
  • 免許を広げると乗れる車が増える。勤務の中身もあわせて確認する

出典一覧(確認日:2026年11月6日)

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